HIT THE ROAD
_____HIT THE ROAD_________
遂に終わってしまった...
最初に告知された時
見るのが怖くて見れないという声や
お涙くださいの大人の都合で作られていたら...
という声もちらほらあったけれど
正直、とても楽しみだった
『楽しみ』と言ってしまうと語弊があるが
アイドルとして生きる彼らのステージの裏の姿
葛藤、苦悩、モチベーション、思考
一部でいいから知りたいという気持ちが大きかった
__________epilogue:僕たち、また
【最後まで走り抜ける事ができなかった
ワールドツアー】
ワールドツアー中止の発表をすると告げられた
楽屋での一幕
メンバーたちの表情には悔しさが見え
どうしようもならない気持ちで
肩を落とす姿や口角を下げる姿も見られた
印象的だったのは
全員がそうではなかった部分だった
雰囲気を変えようと
『お疲れ様!』『ご苦労様!』と
声を上げるメンバーが居た
インタビューで口々に
『メンバー全員、残念に思っていた』
とあるように
全員がきっといろんな思いを抱えていたはず
そんな場面でも声を張って場を盛り上げる
悔しさを押し殺し、声を上げるメンバーがいた
なんとも言葉にするのが難しいが
感情に素直なメンバーも
盛り上げようと周りを見るメンバーもいる、
この13人がひとつのチームで良かったと
そう思った
同時に、
13人に悔いなくステージを走り抜けられるよう
満足のいくステージが早く出来るよう願った
【ワールドツアーに対する
メンバーそれぞれの思い】
想像もしていなかったと言う姿
不安だったと言う姿
成長を見せたい気持ち
目標をもって挑む姿
自分たちの持つ情熱を観客に見せたいという思い
とても上手くやりたいという思い
観客である私たちが見ている
彼らの姿に詰まっている思いを久々と感じて
ステージ上での姿を早く見たいという気持ちや、
彼らの今後を見守りたいという気持ちが強くなった
客席から
彼らの思いの全てを感じ取ることは難しいし
多くは憶測になってしまうかもしれないが、
それでもいいと思った
少しでも多く彼らが見せようとしているものを
目に映したいと思った
『同じ目標をもって走ってきたし
これからもそうだと思う
SEVENTEENは僕の人生で
メンバーの人生で...』
そう語る姿が印象的だった
SEVENTEENの人生、
この先を見守りたいと思った
【メンバーにとってのSEVENTEENメンバー】
『親友』
『家族』
SEVENTEENがデビューして5年
彼らはいつも互いのことを
『親友』『家族』みたいだと言ってきた
『その時々によって違う多様な存在』
『僕という人の大きい本質的な存在』
『隣にいるだけで胸がいっぱいになる存在』
『振り返ってみたら、喧嘩したり揉めたりした時間さえ幸せだった』
『意味がどこにあるんですか...
一番そばにいてくれて、大切で
いなかった本当に悲しくて辛い』
『僕にとって12人の兄弟がいるということ
これ以上言葉は要らないと思います』
『とても大切な人たちです』
メンバーそれぞれの言葉で表す
SEVENTEENメンバーの存在表現が
とても美しく、とてもリアルに感じた
_______参加できないメンバーも一緒に。
今まで何度かスケジュールに参加できない
メンバーがいる事があったが
その度に、関連のものを用意したり
そのメンバーの写真を持ってきたら
時にはメンバーの指輪を代わりにつける姿があった
そんな姿を見るたびに
見ている私たちも、
全員一緒で欠けることはないんだと
ステージに上がらなかったメンバーの分まで
しっかり応援しようという気持ちになり
胸が熱くなった
メンバーが一人でも欠けると士気が落ちてしまう
と言っていたメンバーもいたが、
__________13人、いつも一緒に
この姿勢を常に見せてくれる
SEVENTEENだからこそ
私は、欠けてしまったその場の悲しみより
13人揃ってステージに立つ瞬間への
期待が大きく感じる気がする
SEVENTEENの見せてくれるその姿勢
13人でなければならないと言う思いが
とても好きだ
【アイドル、SEVENTEEN】
このHTRが始まる頃
メンバーが『僕たちにとっては当たり前の事です』
と言っていた意味が分かった
慣れない環境で公演をこなす上で
怪我をする事や体調不良になる事が
私たちには見えないだけで
彼らにとっては当たり前だったのだ
SEVENTEENにとっては
それが具現化され映像化されて
私たちの目に映っただけなのかも知れないが、
私達にとっては衝撃的で
見るのにとても勇気が必要だった
アンコールの時間
今迄は、早く出てきて欲しいという気持ちで
コールをしていたあの時間
彼らは見えないところで
呼吸を整え、痛みを堪えて
ステージに立とうとしていたのかも知れない
酸素ボンベを外しステージへと
上ろうとする瞬間のメンバー表情に
言葉にならない感情を覚えた
私達はの存在は
彼らの体に鞭を打たせてしまっているかもしれない
とすら思えた
『エネルギーをもらえる』
『お疲れ様って言ってもらえてるような気がする』
当たり前のことかも知れないが、
私たちファンの存在がなければ
彼らはステージに立つ事ができない
彼らがステージに立つ事がなければ
私たちファンが彼らを見る事ができない
ステージに彼らが立ち続ける限り
私たちファンは彼らを
照らし続ける存在でありたいし
彼らの希望や力になるのであれば
一生懸命にペンライトで照らしたいと思った
今回のコンテンツを見て
今までのようにキラキラした彼らの姿だけを
想像してステージを見ることは
難しくなったかもしれないし、
複雑な気持ちになっている人もいるかもしれない
でも、このコンテンツを見たからこそ
彼らがそこに立つことが当たり前ではない事を
知った上で、
彼らの積み上げてきた苦労や努力を
全てではなく一部だけでも
感じ取ろうとし、全力で受け止めて
応援することはできるはずだ
今までよりも純粋な気持ちで
彼らの目指す場所まで見守りたい
彼らの舞台裏の姿を知ったからこそ
ステージでの彼らの凄さを感じることができる
そう思った
【 SEVENTEEN 】
アイドルの命は短くて儚い
健康面や学業面の問題でメンバーが欠けることも
何か問題を起こして脱退措置を取られることも
悲しいがよくあることだ
実力があっても
日の出を見ずになくなっていくグループも
正直、ザラにある
そんな中で
一人もメンバーが欠けることなく
繋がれた手がひとつも離れることなく
5年走り続けてきた彼らの存在は
当たり前ではないということを
改めて感じた
アイドルという仕事なのだから
という言葉で片付けてしまえば簡単かも知れないが
アイドルである以前に人間である彼らが
様々な壁を乗り越えて
変わらずに私達の前に立っていてくれることに
感謝の気持ちでいっぱいだ
デビューをしたその時から
常に上だけを見て走ってきた彼らの
その先が明るいことを願っているし
彼らの目指す姿になれるその瞬間まで
見守りたい
また、一緒に歌えるその日が早くくることを願って